食品会社のM商品(健康食品) マーケティング担当者
昨年に新しい商品を発売しましたが、期待していたほどの売上が出ておらず、社内での立場が厳しい状況でした。ターゲットは60代以上の方々ですが、テレビCMや新聞広告などの予算がないため、大きなプロモーションができません。このままでは、小売店から商品が棚落ちしてしまう可能性が高く、売れていないため在庫が大量に残っている状態です。ターゲットに直接アプローチできる方法がないか相談を受けました。
プロモーション予算は限られていましたが、商品在庫を活用できるということで、60代以上の方が集まる社交ダンス教室でのプロモーションを提案しました。社交ダンスをしている方々は、同世代の他の方々よりも健康意識が高い傾向があります。また先生と生徒の関係性で、先生を薦めるのを購入する傾向があります。その為、当社独自のルートを活用し、重点地域の社交ダンス教室でサンプリングを実施しました。
まず、社交ダンスの先生たちに向けて商品研修会を実施し、商品の知識を深めてもらいました。その後、教室で先生からターゲットへ直接サンプルを手渡し、配布の際にはクーポン付きのチラシも一緒に配布しました。これにより、直接小売店での売上につながるようにしました。
クーポン券をつけた小売店の売上が約2倍以上に。
その結果、これまで売場では1フェイス分しか売場を確保することができなかったが、2フェイス分の売場を確保することができるようになった。
食品会社のA商品(幼児栄養食品) マーケティング担当者
幼児向けの栄養食品を発売となったが、ほとんどの流通で採用されていない状況。流通に採用されるための実績データを作った欲しいとの相談を頂く。
幼児栄養食品の実績を築くため、優先したプロモーションは、保育園の給食での採用実績を作ることでした。 保育園の給食は、各園児の1日分の栄養バランスを重視し、管理栄養士が給食メニューを考えています。その為、保育園の給食に採用されることは大きな実績となると考え、当社の独自ルートである社会福祉法人日本保育協会様と綿密な打ち合わせを重ねました。 その結果、3つの保育園でこの商品を使った給食メニューを作成していただき、実際の給食に提供されました。その様子を報告書にまとめ、流通業者との商談における実績データとして活用致しました。
保育園の給食メニューに採用された実績をもとに、流通と商談をした結果、
流通から採用されることになりました。